2020.09.28

建てる時に知っておくべき。光熱費のかからない家を建てるしくみとは?<時間軸で考える家づくりvol.3>

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知って得する
おしえて!お家づくり

デザインや住宅性能、立地条件にお金のこと…。家づくりで重視するポイントは十人十色。
でも、これからの家づくりで大切なことはこれらのポイントを表面的に考えるのではなく、長い時間軸で暮らしを立体的に考えること。本当の意味で暮らしを豊かにしてくれるその考え方について、センチュリーホームに伺いました。
今回のテーマは家を建てた後のランニングコストとなる光熱費。月々の光熱費を抑えながら快適で居心地の良い住まいを叶える方法を紹介します。

光熱費のかからない家=省エネ住宅

Q. 光熱費のかからない家とはどんな家ですか?

A. 長期優良住宅や低炭素住宅など、現代の家づくりには省エネが求められています。石油や石炭、天然ガスといった限られた資源を効率的に使うエネルギー対策や環境への配慮という点でも大切なことですが、家を建てる人にとっても省エネ住宅は月々のランニングコストとなる光熱費を抑えることができる直接的なメリットがあります。
特に、昔に比べて私たちの平均寿命も住宅の寿命もぐっと延びています。家を建ててからの時間が長くなればなるほどランニングコストの回収率は良くなるので、初期費用が多少かかったとしてもエネルギー効率の良い省エネ住宅の重要性が増していると思います。

家のエネルギーで最も多くを占めるのは暖房

Q. どのようにすれば家のエネルギー効率を高めることができるのですか?

A. 究極の省エネとはエネルギーを全く使わないことですが、もちろんそれはできませんよね。そこで、まずは「家にかかるエネルギー=光熱費」は何に多く要しているのかを正しく知ってほしいと思います。
実は年間の光熱費の中で最も多くを占めるのが「暖房」です。
省エネ住宅と聞くと太陽光発電を搭載した家やオール電化住宅などを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、暖房にかかるエネルギーをカットした家を建てることこそ、光熱費を抑える家づくりに繋がるというわけです。

住宅の性能を高めることが光熱費の削減に直結

Q. 暖房費を削減するにはどうすればいいのですか?

A. 寒冷地でもある東北地方では暖房にかかるエネルギーは全体の4割にも及びますので、断熱性能を高めることは光熱費を抑える家づくりにおいて最重要項目です。昔の家に比べると住宅の断熱性能は格段に上がっていますが、それでも施工会社によってどんな断熱計画を行っているかはひとつの判断基準になると思います。
また、外の日射をどれだけ遮ることができるかの遮蔽性もエネルギーの効率化と大きな関連があります。さらに、住宅性能を上げることに暮らし方に合わせた省エネ対策をプラスすることで、より快適で効率的に光熱費を削減できる方法もあります。

 

 

ライフスタイルに合わせた省エネ対策で暮らしを豊かに

Q. 暮らし方に合わせた省エネ対策とはどんなものですか?

A. いくら光熱費が抑えられても毎日の生活が快適でなければ意味がないですよね。たとえば自然を取り入れながら生活としてのゆとりやクオリティを求めたい方なら換気だけでエネルギーの負荷をかけないパッシブ的な工法が合うでしょうし、自然派志向の暮らしを楽しみたいなら屋根の軒を深くするだけでも遮熱効果をアップできます。もちろん、太陽光や最新の給湯器など設備面でよりアクティブにエネルギー効率を追求することもひとつの選択肢です。
また、家族のライフスタイルや生活習慣・家族構成によっても省エネ対策の方法は変わってきます。深夜の電気料金が安くなる代わりに日中は電気料金が高く設定されているオール電化はその代表例で、共働きの家庭には適していていますが、家にいる時間が長い世帯にはあまり向いていません。

 

家電の見直しでも光熱費が抑えられる!?

Q. 家づくりに決まった答えがないように光熱費を抑える方法もたくさんあるのですね?

A. いずれにしても光熱費をどれだけ抑えられるかは住む時間が長くなればなるほど大きくなってきます。そう考えると家づくりの話とは少しそれますが、絶対的におすすめしたいのが家電や照明を見直すことです。
実は「暖房」「給湯」についで家に使われているエネルギーとして多いのが「家電・照明」。照明は最近の住宅ではLEDにすることで大幅にエネルギーを抑えられますが、特に見落としがちなのが冷蔵庫です!エアコンやヒーターなどの季節家電と違い、冷蔵庫は365日24時間常に稼働しているもの。最新のものに買い替えるだけでずいぶんと光熱費も変わってきます。住宅性能を高めることを前提に、様々な工夫で光熱費のかからない家は実現できますよ。

過ごす時間の価値を高めてくれるセンチュリーホームのモデルハウス

時間軸を意識したコンセプトハウス(センチュリーホーム)が年内に完成予定

取材をしてみて3215.jp編集部の感想

省エネは環境を考えるうえで必要なことだとは理解していましたが、毎月の光熱費に直結すると聞くと身近な問題としてとらえることができました。また、断熱性能を高めることが光熱費を下げることに直結している点は、快適性や居心地の良さにもつながることから家づくりへの想いまで高めてくれそうです。費用がネックで家づくりに踏み切れない方も、月々のランニングコストが抑えられればそうした不安も和らぐのでは?
今回お話しを伺ったセンチュリーホームでは現在新しいモデルハウスを開発進行中!完成は2020年内予定。光熱費を抑えた家づくりを考えてくれる工務店としても頼もしい存在です。

 

お話を伺った人
株式会社センチュリーホーム(郡山市安積町)
課長 小野塚浩基さん

 

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